「アニメーション動画は、依頼してからどのくらいで出来上がりますか」というご質問をよくいただきます。
最短2週間からですが、作り込みのレベルによって変わります。 テロップと図形が動く程度なら2〜3週間、オリジナルのイラストで図解する内容なら3〜5週間。キャラクターが自然に動く内容になると、5〜8週間はかかります。
ただし、この日数は確認が滞りなく進んだ場合のものです。実際に期間が延びる原因は、制作側の作業量よりも、確認のやり取りにあることがほとんどです。この記事では、工程ごとの流れと日数、お客様側で発生する作業、期間が延びる原因、急ぎのときの縮め方を整理します。
アニメーション動画の制作期間はどのくらい?
作り込みのレベルごとの目安は次のとおりです。
| 作り込みのレベル | 内容 | 制作期間の目安 |
|---|---|---|
| テロップ+図形 | 文字と図形がスライド・拡大する | 2〜3週間 |
| 図解アニメ | オリジナルのイラストで仕組みを図解する | 3〜5週間 |
| キャラクター動画 | 人物が動き、表情が変わる | 5〜8週間 |
| フルアニメーション | 独自の世界観、細かい動作 | 8週間〜 |
ここからどうなるかは内容次第です。 場面の数が多い、多言語で出す、複数サイズを用意する、といった条件が加わると、同じレベルでも期間が延びます。
レベルごとの費用の違いはアニメーション動画の費用は何で決まる?4つの作り込みレベルにまとめています。
期間を考えるときは、公開日から逆算してください。 展示会、決算、採用の解禁日、キャンペーンの開始。動画には必ず使う日があります。その日から逆算し、予備の1週間を足した日付を制作の開始日にしてください。予備を取らない計画は、確認が1回延びただけで間に合わなくなります。
制作はどんな流れで進む?
工程と、それぞれで誰が何をするかを整理します。
| 工程 | 制作側の作業 | お客様側の作業 | 日数の目安 |
|---|---|---|---|
| 1. ヒアリング | 目的・用途・尺の確認 | 打ち合わせ(1時間) | 1〜3日 |
| 2. 構成・台本 | 構成案と台本の作成 | 台本の確認と事実確認 | 3〜7日 |
| 3. 絵コンテ | 画面構成のラフ、絵柄の提示 | 絵コンテと絵柄の確認 | 3〜7日 |
| 4. 素材制作 | イラスト・図の作成 | (原則なし) | 5〜14日 |
| 5. アニメーション | 動きを付ける | (原則なし) | 5〜14日 |
| 6. ナレーション・音 | 音声、音楽、効果音を入れる | ナレーターの声の確認 | 2〜5日 |
| 7. 確認・修正 | 修正対応 | 完成前の確認 | 3〜7日 |
| 8. 納品 | データの受け渡し | 受け取り、公開 | 1日 |
お客様側の作業は、全体で数時間から半日程度です。 打ち合わせ、素材の受け渡し、3回の確認(台本・絵コンテ・完成前)が主な内容になります。
この表で注目していただきたいのは、2と3の工程です。 制作側の作業日数は短いのに、日数の目安が長く取られています。これは確認の返答を待つ時間が含まれているためです。ここが早く回ると、全体の期間は目に見えて短くなります。
構成をどう組むかはアニメーション動画でサービスを分かりやすく伝える4ブロック構成で詳しく扱っています。
期間が延びるのはどこ?
延びる原因は、ほぼ次の3つです。
1つ目は、決裁者の確認が後半に入ることです。 これがもっとも多く、影響も大きい原因です。担当者と進めて動きを付けたあとに、役員から「事業の説明が違う」「この順番では通らない」と指摘が入る。この段階の変更は作り直しに近い作業になり、2週間単位で期間が延びます。
台本はA4で1〜2枚、絵コンテも数枚です。読んでもらう負担は小さいので、この段階で決裁者の確認を通してください。
2つ目は、確認の担当が複数いることです。 複数の部署から別々の意見が来ると、どれを反映するかの調整に時間がかかります。しかも意見が食い違う場合、制作側では判断できません。確認の窓口を1人に絞り、その人が意見をまとめてから渡す形にしてください。
3つ目は、素材の到着が遅れることです。 ロゴの元データ、商品の写真、資料の図。これらが揃わないと、素材制作の工程が始められません。最初の打ち合わせの時点で、必要な素材の一覧と期限を確認してください。
そのほか、次の要因でも期間は延びます。
- 修正の回数が決まっていない:何回まで直せるかを最初に決めておくと、判断が早くなります
- 確認の期限を決めていない:「確認します」のまま1週間経つことがあります。日付を入れてください
- 公開日が決まっていない:締め切りがないと、確認の優先度が下がります
- 途中で尺が変わる:60秒の予定が90秒になると、場面が増えて素材制作からやり直しになります
急ぎのときはどこまで縮められる?
縮められます。効くのは次の4つです。
- 台本と構成を自社で用意する:伝えたいことと順番を先に決めて渡せば、工程2が数日短くなります
- 確認の担当を1人に絞る:意見の調整が発生しないため、確認のたびに数日が縮みます
- 確認の期限を先に決める:「台本は火曜まで、絵コンテは金曜まで」と日付で決めます
- 作り込みのレベルを1つ下げる:素材制作とアニメーションの工程が短くなります。期間への効果はもっとも大きい選択です
逆に、縮めてはいけないのが絵コンテの確認です。 ここを飛ばすと、後半で大きな差し戻しが起きます。急いでいるときほど、絵コンテの段階で判断を固めてください。 前半で1日使うほうが、後半で1週間を失うより早く終わります。
AIナレーターを使うと、音声の工程が短くなります。 人間のナレーターは収録の日程調整が必要ですが、AIナレーターなら原稿の確定後すぐに作れ、修正のたびに作り直せます。会社紹介やサービス紹介の説明ナレーションであれば、AIナレーターで十分に成立します。
なお、制作期間そのものを縮めるより、着手を早めるほうが確実です。企画が固まっていなくても、目的と公開日だけ決まっていれば相談は始められます。ヒアリングの段階から一緒に整理していくほうが、結果として早く仕上がります。
まとめ
アニメーション動画の制作期間は最短2週間からで、テロップと図形が動く程度なら2〜3週間、図解アニメなら3〜5週間、キャラクターが動く内容なら5〜8週間が目安です。工程は、ヒアリング、構成・台本、絵コンテ、素材制作、アニメーション、音入れ、確認・修正、納品の8段階で、お客様側の作業は全体で数時間から半日程度です。期間が延びる原因は、決裁者の確認が後半に入ること、確認の担当が複数いること、素材の到着が遅れることの3つに集約されます。急ぐ場合は、台本を自社で用意する、確認の担当を1人に絞る、確認の期限を日付で決める、作り込みのレベルを1つ下げるの4つが効きます。
ムービルドは1,000人以上のクリエイターコミュニティと連携しているため、案件ごとに体制を組んで進められます。固定費を持たない体制のため、同じ内容でもコストを抑えてご提供できます。窓口はディレクター1名に一本化しているため、お客様が複数の制作者とそれぞれやり取りする必要はありません。最低料金は編集のみで10万円〜、撮影&編集で15万円〜です。ここからいくらになるかは内容次第です。
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